ポーカー基本編

スターティングハンドの強さとポジションについて

こんにちは。こんばんわ。皆さん、楽しくポーカーしてますか?kazuniiiです。

今回はテキサスホールデムをプレイする上で重要な スターティングハンド の強さと ポジション について解説していきたいと思います。

突然ですが、テキサスホールデムをプレイしていてこんな風に感じたことありませんか?

ポーカー初心者

このハンドって参加していいの???

最初はどんなハンドでプレーすべきかその判断の基準がわからないと思います。私もそうでした。フロップ のカードを見たいから「とりあえず コール !!」的な感じでプレーしてました。

しかし、初心者の方は不利なハンドで勝負に挑みチップ失っている場面が多くあります。今回は フロップ 以降で不利な勝負をしなくてすむように

プリフロップ において、どんなハンドで参加するべきか?」

について、その考え方を解説していきたいと思います。最後まで読んでくだされば幸いです。

kazuniii

最後には、各 ポジション 別に参加するべきハンド(スターティングハンド)や、便利なツールを紹介していくので参考にしてみてください。

テキサスホールデムにおけるスターティングハンドの強さ

テキサスホールデムは最初の2枚のカード( ホールカード )を見てゲームに参加するかどうかを決めないといけません。このように、テキサスホールデムのプレーを始めるハンドをスターティングハンドと言います。最強のスターティングハンドはみんな大好きポケットエースです。逆に72oのようなハンドでプレーを始める方はいないでしょう。

ハンドの強弱を知り、スターティングハンドを適切に選択することはテキサスホールデムの上達の第一歩であると言えます。

ホールデムでは ホールカード のマークが同じことを スーデット といい、72sと表現します。また、マークが違うことを オフスート といい、72oと表現します。

ここで、ハンドの強さをわかりやすくランク分けしたものを紹介します。全部を正確に覚える必要はないので、だいたい強さが理解できればオッケーです。

自分が弱いと思っていたハンドが意外に強かったり、その逆もあるかもしれません。いつも、自分がプレーしているハンドと見比べて、ハンドの強さをの認識を確認してみてください。

ハンドのランク(強い順)

  • ランク1:AA,KK,AKs
  • ランク2:QQ,JJ,AK,AQs,AJs,KQs
  • ランク3:TT,AQ,ATs,KJs,QJs,JTs
  • ランク4:99,88,AJ,AT,KQ,KTs,QTs,J9s,T9s,98s
  • ランク5:77,66,A9s,A5s-A2s,K9s,KJ,KT,QJ,QT,Q9s JTs,T8s,97s,87s,76s,65s
  • ランク6:55,44,33,22,K9,J9,86s
  • ランク7:T9,98,85s
  • ランク8:Q9,J8,T8,87,76,65 

【参考:Hold’mPoker著Sklansky,DaVid】

上記のハンドランクはあくまで参考です。ハンドの強さはその時の状況によって大きく変わります。特に、参加しているプレイヤーの人数は ハンドの強さに大きく影響します。多人数のときに強さを発揮するハンドや ヘッズアップ のときに強いハンドなど様々です。

ポジションとは?

テキサスホールデムにおいて、相手より先にプレーするか後にプレーするかはとても重要な要素です。

基本的に後にアクションするほうが先にアクションするより有利とされています。相手のアクションを見て、自分のアクションを判断できるからです。

ですから、テキサスホールデムにおいては、そのアクションする順番を表すものを ポジション と言います。

ポーカーテーブルには必ず「 ディーラーボタン(以下ボタン) 」という目印があり、その ボタン の人が最後にアクションすることになっています。

プリフロップ のみは例外で、 UTG からアクションし BB が最後にアクションします。

9人プレイヤーがいる場合にポジションの呼び名と特徴を解説していきたいと思います。

kazuniii

いきなり全部を覚える必要はありません! 最初は UTGは不利なポジションで、 COBTN は有利なポジションくらい覚えておけば上出来です!とにかく、後にアクションする方が有利であることを認識して、実際にプレーしながらポジションに関する理解を深めてくれればと思います。

ポジション に関しては以上です。最後は、各ポジションにおいてどういうハンドで参加すべきかをハンド表用いて、具体的に解説していきたいと思います。

各ポジションにおけるスターティングハンド表

だいたいのハンドの強さを把握して、ポジションについて確認しました。あとはどのポジションからどんなハンドでゲームに参加するを解説します。

今回は6人テーブルにおける キャッシュゲーム におけるスターティングハンド表を紹介します。

今回は ポジション が先のプレイヤーが全員フォールドして自分にアクションの順番が来たときに レイズ (3BB) で ポット に参加するスターティングハンド表を紹介します。一度に全部は難しいので簡単な状況から勉強して、徐々に複雑な局面を勉強していけばいいと思います。

※今回はPokerSnowie(ポーカ―AIソフト)のプリフロップアドバイザーで示されてるスターティングハンド表を紹介します。

UTG

HJ

CO

BTN

SB

※黄色はコールして参加するハンド

このスターティングハンド表はあくまで参考です。上記の表を基準にテーブルの人数や相手のプレースタイルなどで自分で調整して、その場で一番よい判断を自分で考えてみてください。

スターティングハンド表からわかることや重要なポイントを箇条書きでまとめます。上の表とあわせてみるとわかりやすいです。初心者の方は特に、下に書かれていることだけ意識するだけでも全然違うと思います。

スターティングハンドの重要ポイント
  • SB 以外はレイズで参加する。( リンプ しない。オススメのレイズ額は3BB)
  • UTG はポジションが悪いため、参加するハンドを減らす
  • BTN はポジションが良いため、参加するハンドを増やす
  • SB は後ろに BB しかいないため多くのハンドで参加する。(自分支払ったブライドを守るため。)

ここで紹介したのは、プリフロップの自分の前にレイズが入っていない場合のスターティングハンドの例です。しかし、実際は様々な状況でプレイしなければならず、全部を紹介するのは大変です。

そこで、PokerSnowieのプリフロップアドバイザーという便利な無料のソフトがあるので最後に紹介したいと思います。

PokerSnowieのプリフロップアドバイザー

PokerSnowieというポーカー界では有名なポーカ―AIソフトがあります。PokerSnowieは自分なアクションが正しいものなのかを教えてくれたり、AI相手にポーカーの練習をしたりとポーカーを上達するためにいろいろアドバイスしてくれるAIソフトです。(PokerSnowieに関する記事もいつか書きますね。)

PokerSnowieの公式サイトはこちらから

そのソフト自体は有料なのですが、プリフロップアドバイザーという無料で使えるものがあります。

PokerSnowieのプリフロップアドバイザーはこちらから

プリフロップアドバイザーを開くと次のような画面が出てきます。あとは自分の見たい状況にあわせて、選択していくだけです。英語なので抵抗ある方がいるかもですが、直観的に使えて簡単なので、ぜひ使ってみてください。

このツールは非常に便利で自分の プリフロップ のアクションの参考になります。使い方も含めていくつか例を示したいと思います。

UTG vs BB

例題

あなたが6人テーブルの BB でK♠J♡が配られたとします。 UTG から3BBの レイズ が入り、あなた以外全員がおりました。あなたはどういうアクションをしますか?

※全員100BB持ちの キャッシュゲーム とします。

あなたはどうプレイするべきでしょうか?プリフロップアドバイザーに聞いてみましょう。

UTG から レイズ が入っているので2番目の『FACING A RAISE』を選択します。

「WHAT’S MY POSITION?(あなたの ポジション はどこですか?)」と聞かれているので、 BB を選択しましょう。

次に相手のポジションは UTG なので1を選択し、相手のレイズ額を3BB or 2.5BB から 3BB を選択します。最後に真ん中の緑のボタン(VIEW PREFLOP ADVICE)を押してください。

そうすると、このようにスターティングハンド表が表示されます。するとKJoは フォールド とプレイすべきだとわかります。

ポーカー初心者

KJoはフォールドなんだ~。何にも考えずにコールしてたな。

このように、様々あるプリフロップのアクションにおいて、指針となるプレイを我々に提案してくれるのがPokerSnowieのプリフロップアドバイザーです。

何度もお伝えしていますが、上記のツールはあくまでも プリフロップ の アクション の参考にするものです。このようなスターティングハンド表をもとにしながら「ゲームの種類」、「相手のプレ―スタイル」、「自分のテーブルイメージ」、「自分と相手のスタック」、「相手のレイズ額」など様々な要素を加味してその場の状況に応じて、自分の頭で考えてアクションを選択することが重要です。(それがポーカーの醍醐味!!!)

なので、この状況でKJoは必ずしもフォールドが正解というわけでありません。実際にぎりぎりのところでフォールドなので、状況によってはコールやレイズが正解の場合もあると思います。大事なのはテーブルのいろんな状況を踏まえて自分の頭で考えることです。

以上で今回の記事はおしまいです。プリフロップの参加するハンドの参考になりましたか? プリフロップ の アクション を理解することはポーカー上達の第一歩です。 プリフロップがうまくなるともっとポーカーは楽しくなります。それではまた、Enjoy Poker!!