みなさん、こんにちは。こんばんわ。kazuniiiです。
今回はKKポーカーで新たにアップデートされたゲーム、AOF(ALL or FOLD)の戦い方について、自分なりに研究したので記事にしたいと思います。
みなさん、KKポーカーのAOFはプレイしてみましたか?
私もアップデート初日に1000ハンドほどプレイしましたが、現在はかなり勝てるゲームだなという印象です。
ゲーム自体はめちゃくちゃシンプルで ALLin or FOLDを選ぶだけなので運ゲーだと思う人もいるかもですが、テキサスホールデムにおけるプリフロップの戦い方を知っている人とそうでない人でかなり結果は変わると思います。
現在はアップデートされたばかりでも慣れてないプレイヤーや適当にプレイしているプレイヤーが多い状況なので知識さえあればかなり勝ちやすい状況です。
それでは研究結果をどうぞ!!!
プリフロップにおけるハンドの強さについて( ヘッズアップ 編)
まず、このゲームは プリフロップ において、 オールイン か フォールド を選択するだけなので最初に配る2枚のカード(ホールカード)の強さを理解しておくことが必須です。
AAやKKが強いことは誰でも知っています。しかし、AJo vs KQs でプリフロップのオールイン勝負になったとき、どちらがどれほど有利かあまり知らない方が多いのではないでしょうか?
ここをしっかり理解しておくことがAOFを攻略の一番重要な要素です。なので、 ヘッズアップ の場合おいての各場合におけるハンド対ハンドの勝率をみながら、そういうところに気をつけてプレイすべきかを解説したいと思います。
ハンド 対 ハンド の勝率
次の表は プリフロップ で ヘッツアップ のオールイン勝負になった際のハンド対ハンドの勝率をまとめたものです。
あなたのハンド | 相手のハンド | 例 | 勝率 |
ハイペア | ローカード2枚 | KK vs 98 | 82% |
ハイペア | ローペア | AA vs KK | 80% |
ミドルペア | ハイカードとローカード | KK vs AQ | 70% |
ハイカード2枚 | ローカード2枚 | AK vs 98 | 63% |
ハイカード2枚 | ローペア | AK vs 22 | 46% |
ハイカードが ドミネートしたハンド | ハイカードが ドミネートされたハンド | AK vs AQ | 71% |
ローカードが ドミネートしたハンド | ローカードが ドミネートされたハンド | AQ vs KQ | 73% |
オーバーカードと アンダーカード | ミドルカード | AJ vs KQ | 59% |
オーバーカードと ミドルカード | ミドルカードと アンダーカード | KJ vs QT | 62% |
スーテッド | オフスーテッド | AKs vs AKo | 52% |
ヘッズアップのオールイン勝負になった場合、勝率は50%以上あればブラインドやレーキの分を考えてもプラスになります。なので、勝率50%以上のオールイン勝負を目指すことがこのゲームの基本になります。
そこで、相手の参加頻度を見ながら勝率がトータルで50%以上になるように参加するハンドを選んでいくわけです。そこで、参加するハンドについて、いくつかAOF特有の注意するポイントがあるので解説していきたいと思います。
Aの価値が高いゲームである。
普通のNLHをプレイする際に、A8o と KQs だったら、KQsの方が価値の高いハンドです。
KQsはフォールドするのに、A8oは参加するプレイヤーはいないと思います。 ポストフロップ の戦いの幅がKQsの方が広く、勝っているか負けているかも判断しやすいし、モンスターハンドに化ける可能性を秘めているのが大きな理由でしょう。
しかし、このゲームではポストフロップでの駆け引きはできません。プリフロップだけの勝率に注目すると A8o vs KQs の勝率は53%対46%でA8oの方が高いのです。
つまり、Axの価値が高く、KQsやQJsなどのスーテッドコネクターのようなハンドの価値が低いゲームと言えます。
ドミネートを意識してプレイすることが重要
Axの価値が高いという話をしましたが、相手も同じ意識でプレイしている場合は特にドミネートに注意してプレイしなければなりません。
上の表でもわかる通り、ドミネートした(された)ハンドの勝率はキッカーの強弱によって勝率が大きく変わります。なので、できる限り相手のハンドをドミネートして有利なハンドで戦うことが重要です。
例えば、UTGのプレイヤーがALLinして、あなたはSBでA5sを持っています。相手の参加頻度が高くA5sでも十分な勝率があると判断してこちらもALLinする場合はいいですが、Aを持ってるからといって無条件に参加してはいけません。
相手の参加頻度から手の強さを相対的に判断し、ドミネートで負けている可能性が高いか低いかを意識してプレイしてみてください。無駄に相手にチップを献上する機会が減ると思いますよ。
私ならこのハンドは多くの場合でフォールドします。
スーテッド か オフスーテッド かは気にしなくていい。
キャッシュゲームをするとき、スーテッドかオフスーテッドかはゲームに参加するハンドを選ぶ上で重要です。
スーテッドの方が、フラッシュを完成させる可能性が高く、完成させた際には相手から多くのチップを引きだすことができますし、フラッシュドローにおけるセミブラフも相手からチップを奪う有効なプレイです。
しかし、何度もいいますがこのゲームにポストフロップはありません。
そもそもフラッシュは完成する頻度の低い役です。AOFではハイカード勝負やワンペアなどで勝負が決まる場合が圧倒的に高いです。つまり、スーテッド か オフスーテッドかはあまり重要ではなく、より高い数字のカードを持っているかの方がより重要です。
実際に上の表を見てもわかる通り、AKs vs AKo でも勝率は2%ほどしか変わりません。スーテッドだからといってむやみに参加するのはやめましょう。
ローポケットはそんなに強くない。
他のプレイヤーのプレイをみているとポケットの価値を高く見過ぎている場面があるなと感じます。
例えば、UTGのプレイヤーがALLinし、あなたは22を持っています。
私はこの時、たいていの場合でコールしてはいけないと思います。
なぜなら、勝率は良くて55%で、相手がポケットペアを持っているときは20%しかないからです。当然、相手がポケットペアを持っている可能性はそんなに高くないですが、持っていたら悲惨ですし、持っていなかったとしても高い勝率が得られることはありません。
つまり、22に代表されるローポケットペアはそこまで価値が高いハンドではないのです。
もちろん、ミドルポケット以上(77~)のポケットペアは非常に価値が高いハンドなので積極的に参加しましょう。
多人数ポットに参加するときの注意点
SBでアーリーポジションの2人がALLinしている状況やBBで2人や3人がALLinしている状況のときにコールするかどうかの判断をたまに迫られます。
単純に考えると(ブラインドやレーキの分を無視すると)、3人の場合は勝率33%以上、4人の場合は勝率25%以上あればプラスになります。
この場面でも上記で解説したヘッズアップのときの考え方が基本になるのは間違いないです。しかし、ポットに参加する人数が増えると、注意するべき新たな視点があるので解説していこうと思います。
BTN(SB)のプレイヤーは強いハンドを持っている。
UTGのALLinに対し、コールしたBTN(もしくはSB)のプレイヤーはかなり強いハンドを持っている可能性が高いです。このプレイヤーのコールレンジを見極め、自分がコールするかを的確に判断する必要があります。
一般にUTGのALLinに対して、BTNやSBがコールできるハンドは88+、A9+、KJ+かなと思います。
つまり、このコールレンジよりも強いハンドでなければ、あなたはコールすることは許されないといことになります。
実際に先の2人がALLinした状況でコールできるハンドはTT+、AK、AQになるのかと今は思っています。(もちろん、相手のコールレンジが弱い場合はもっと広くコールできるかなと思います。)
今回の記事はこれで終わりにしたいと思います。
まだまだ、自分も打ち込めてるわけではないので間違ってることもあるかもしれません。あくまで参考程度に見ていただけると助かります。何かあれば、メール等で問い合わせください。
また、これからも研究が深まるたびに、AOFの情報はどんどん発信していくつもりなのでご期待ください。それでは今回これで!!Enjoy Poker!!!