こんにちはこんばんわ。楽しくポーカーしてますか?kazuniiiです。
今回はテキサスホールデムをプレイする上でおさえておきたい、 ベット の種類について解説していきたいと思います。
どんな場面でいくらベットしたらいいかわからない・・・よくわからないけど、なんとなく ベット !!!!!
あなたは理由もなく、なんとなく自分の大事なチップをベットしてないですか?
もし、心当たりのある方はこの記事を最後まで読んでいただけたら、自分のベットに意味を持たせることができるでしょう。それは損なベットを減らすことに繋がります。
ベットの種類を理解して、必要な場面で必要なベットをする。テキサスホールデムで勝つためには絶対に必要なスキルになります。それでは行きましょう!!!!!
バリューベットとブラフベット
ポーカーのベットの種類を大きく分けると2つしかありません。それはバリューベットとブラフベットです。
・バリューベット:自分が勝っているときにするベット
・ブラフベット :自分が負けているときにするベット
あなたは相手の手が透けて見える能力があるとします。あなたはテキサスホールデムにおけるすべての勝ち負けが見えます。(もはや神ですね笑)
あなたは相手に対してハンドが勝っているときは、相手からもっとチップをもらいたいと思いますよね。そこでするベットが バリューベット です。相手からコールがもらえれば、勝っているのでより多くのチップを得ることができます。
また、あなたのハンドが負けているとします。相手が フォールド してくれなくてはあなたが ポット を獲得することはありません。そこで、相手をおろすために ベット をしました。これを ブラフベット と言います。嘘つきベットですね。強いフリをして、相手に降りてもらい。ポットを獲得するためのベットです。
我々は神ではないので相手のハンドを完璧に読み、勝つ負けるを完璧にあてることはどんなプレイヤーにもできません。また、 フロップ では勝っている可能性が高いが ターン や リバー で逆転されることも多くあります。
このように、テキサスホールデムでは状況は常に変化し、自分のハンドが勝っているか負けているかわからない場面も多く存在します。
このようなゲームの状況の中で、ゲームを有利に進めるために効果的なベットがいくつかあります。また、初心者がやりがちな損なベットも存在します。そのベットの種類のいくつかを紹介していきます。
コンテニューションベット(CB)
コンテニューションベット(CB)とは?
コンテニューションベット(以下 CB )とは、 プリフロップ で最後に レイズ もしくは ベットしたプレイヤーが、 フロップ においてもベットすることを指します。
例えば、あなた(ペンギン)が UTG でA♠K♡が配られ、3BBで オープン しました。BTN のプレイヤーのみ コール し、他は フォールド して、 フロップ に進みました。
ここで、フロップも引き続きベットすること CB と言います。このベットにはどういう意図があるのでしょうか?ポイントは以下の2つです。
- フロップでペアができる確率は3分の1なので、ベットすると相手がフォールドする可能が高い。
- ペンギンの方にはAAやKKなどの特に強いハンドを持っている可能性がある(ゾウにはない)ので、弱いワンペアなどではコールしにくい。
フロップで何かしらのペアができる確率は3分の1です。ペンギンは残念ながらノーヒット(ペアができていない)で何の役もできていません。ただの Aハイ です。しかし、ゾウにおいてもノーヒットである可能性が高いです。テキサスホールデムではフロップで役が完成する可能性は高くありません。ゾウに役ができていない場合、ペンギンの CB に対して、コールやレイズするのは難しいです。
また、ゾウから見ればペンギンはプリフロップで レイズ しているのでAAやKKなどの強いハンドを持っている可能性があります。ゾウはプリフロップでコールしている(レイズしていない)ので基本的にAAやKKなどの強いハンドを持っている可能性はありません。
このように、プリフロップにおいてレイズ(強さの主張)をした方が、フロップでも ベット することで変わらず強さを主張をすることで、相手をフォールドさせてポットを勝ち取れる可能性が高いのです。もし、コールされてもターンで自分に有利なカードがでる可能性もありますし、ボードの状況を見ながらさらに CB をするなどして、その後も有利にゲームを進められる可能性もあります。
このように、プリフロップでの レイズ という強い アクション を利用して、積極的に CB を打つことは利益を生むことが多いです。
フロップで役ができなかった場合にときのブラフベットに CB という言葉が使われがちですが、そうではなくて ワンペア などの役ができた場合にするベットも変わらず CB です。とにかく、プリフロップで最後にベットやレイズしたプレイヤーが引き続き、フロップでもベットすることを CB と言います。
コンテニューションベット(CB)の注意点
いつでも CB を使っていいかと言ったらそうでもありません。使いどころを間違うと利益を生まないどころか、損失に繋がってしまうこともあります。 CB を使う際に注意するポイントを書いていきます。
①タイトなプレイヤーであること
CB を使う際はあなたがプリフロップにおいて、参加するハンドを限定し タイト なプレイヤーであると相手に認識されていることは非常に重要です。
あなたがプリフロップにおいて、弱いハンドでもレイズで参加するプレイヤーならハンドに対するリスペクトは薄くなり、 CB に対して相手が感じるプレッシャーも薄まります。相手に簡単にコールやレイズをされるようになるとブラフベットとして CB を打つメリットはなくなり、むしろベットする分だけ損をします。
このように、CB を打つ際には、相手に「あなたが強いハンドを持っている可能性が高い」と思わせることが重要のなのです。なので、高い頻度で CB を打つ際にはタイトなプレイヤーであることが重要な要素となってきます。
②参加している人数が少ないこと
フロップにおいて、何人がポットに参加しているかは CB を打つかどうかの判断に非常に重要な要素になります。
当然ですが、参加人数が多いほどボードと絡んだ強いハンドを持ったプレイヤーがいる可能性は高くなります。例えば、 フロップ において参加者が5人の残っており、自分のハンドがボードと絡まなかった状況での CB は有効だと思いますか?残りのプレイヤーの誰かにコールかレイズされて、ベットした分だけ損をする場合が多いと思います。
ブラフベットとして CB を用いる場合は ヘッズアップ が望ましいです。私は3人以上いる状況においてブラフで CB を打つのはかなり慎重になります。
③ ボード とプレイヤーの特徴を考える。
CB を打つかどうかの判断はフロップにおける ボード と プレイヤーの状況を見極めて利益が出る場面で行わなければなりません。
CB を打ちやすい状況、打ちにくい状況は以下の通りです。
- ボードに A や K が出た。
- ペアボード(774など)
- ローボード(652)
- 相手が パッシブ なプレイヤーのとき
1.ボードに A や K が出た。
CB を打つときに自分がどういうハンドを持っているかあまり重要ではありません。相手から見て、何を持っている可能性があるのかが重要です。相手から見て、AやKなどのハイカードはあなたが持っている可能性の高いカードです。もし、ボードに落ちたときは実際に持っていなくても CB を打ち、相手にプレッシャーをかけるチャンスです。
2. ペアボード
ボードでペアになったとき、相手がハンドをヒットさせている可能性は3分の1よりさらに低くなります。なので相手はハンドをヒットさせている可能性は低く、よりこちらのハンドの強さを主張しやすい場面になります。(ここで CB を打って、相手からレイズやコールが入った場合は注意です!!ポケットペアやトリップスの可能性があります。)
3. ローボード
ローボードはどのポジションから参加しても、ハンドがヒットしている可能性は低いです。つまり、プリフロップでのハンドの強さがそのまま生きる場面になります。積極的に CB を打ちましょう。
4.相手が パッシブ なプレイヤーのとき
相手がパッシブ(消極的)なプレイヤーのときは、こちらの CB に対してフォールドする可能性が高いので積極的に CB を打ってポットを奪いとりましょう。(こういうタイプのプレイヤーがコール、レイズをした場合はかなり強いハンドを持っている可能性が高いです。以降のプレイは慎重に。)
- モノトーンボード(3枚とも同じスーツ)
- コネクターボード(678などの数字の連続したボード)
- 相手が降りないプレイヤーのとき
1. モノトーンボード
自分の持っていないスーツ(マーク)でモノトーンボードになった場合は CB が打ちずらい状況です。例えば、あなたがA♡K♠でフロップがQ♦6♦5♦となった場合です。相手にフラッシュや フラッシュドロー ができた可能性が高く、 CB にコールやレイズされる可能が多くあります。慎重に相手の様子を見極める必要があります。
2. コネクターボード
理由はモノトーンボードと同様です。相手にストレートやストレートドローができた可能性も高く、CB にコールやレイズされる可能が多くあります。
3.相手が降りないプレイヤーのとき
相手が ボトムペア や ノーヒット でもあなたの CB にコールする相手なら、こちらがノーヒットで CB は打ちずらいです。打っても コール され、 フォールド することがないのでショウダウンで勝てなければ、打った分だけ損になる場合があります。 CB を打つときは相手のプレイスタイルに気を付けましょう。
CB を打つ頻度は適正値が55%~75%くらいになります。打ち過ぎても、ダメ、打たな過ぎてもダメ。いいバランスを自分のプレイスタイルにあわせてCBの頻度を研究してみてください。
ブロックベット
テキサスホールデムをプレイしていると、次のような場面によく出会います。
このハンドは勝っているか、負けているかわからないな~
勝ってる可能性も十分にありそうだから、ポットをあまり大きくせずに ショーダウン まで行きたい!!!
このような、場面で ポジションがない ところから使うベットをブロックベットと呼びます。ブロックベットは主に2つの意味があります。
- ポットをコントロールし、ショーダウンまで行きたい。
- 相手のブラフを防ぎたい。
例を用いて解説しますね。
9人テーブルのキャッシュゲームにおいて、 あなたは UTG でA♠K♡を持っています。全員100BB持ちです。
プリフロップ で3BBに レイズ し、 BTN のみ コール してあとは全員 フォールド しました。(ポット9BB)
フロップは・・・・J♦4♠7♦
あなた(ペンギン)は CB (3BB)を打ち、ゾウはコールしました。(ポット15BB)
ここで、ゾウの持っていそうなハンドは何でしょうか?Jヒット?フラッシュドロー? セット の スロープレイ ?
注目のターンは・・・K♣
こちらのハンドは進展しました。あちらのハンドが進展するのはKJかJJくらいでしょうか。あなたは、相手の様子を伺うためにチェックを選択しました。すると相手もチェックしてきました。さあ、運命の リバー です。
リバー・・・A♦
やっかいなカードが出ましたね。こっちのハンドもツーペアに昇格しましたが、相手はフラッシュを完成させた可能性があります。このような状況で有効なのが ブロックベット です。
この状況で ベット (3分の2~ハーフポットベット)するのは2つの意味があります。まず、こちらからベットすることで、ポットの額をコントロールしています。もし、チェックして相手からポットオーバーのベットが来たときに非常にコールしずらい状況がです。相手にポットオーバーのベットさせないためにこちらからベットします。
また、こっちがチェックで弱みを見せたとすると、リバーの♦を組み合わせてブラフベットさせるチャンスを相手に与えます。
また、逆に相手からすればこのベットは非常に怖く見えます。 ナッツ級のフラッシュを完成させた可能性があるように見えるでしょう。たとえ、相手がミドル~ローカードでフラッシュを完成させていたとしても、レイズするのはかなり難しいので、このポット額のままショーダウンいける可能性は高いです。(レイズが返ってきたら、かなりやばいです。)
このように、ショーダウンする価値があるハンドで、ポットをコントロールする意味、相手にブラフするチャンスを与えないために ポジションがない 側するベットをブロックベットと呼びます。
プロテクションベット
ブロックベットと間違いやすいベットの種類にプロテクションベットがあります。
ワンペアなどの弱い完成したハンドを持っており、相手のドローハンドに対してフリーカードを与えないためにするベットをプロテクションベットといいます。
ドンクベット
ドンクベットとは、ひとつの前のストリート( フロップ なら プリフロップ 、 ターン なら フロップ 、 リバー なら ターン )において、 ポジションがない ところから相手の レイズ や ベット に コールし、次のストリートでレイズ や ベット した人の順番が来る前に自分から行う ベット を行うことである。
ドンクベットの語源は donkey (ロバ、馬鹿者)から来ており、一般的には下手なプレイヤーがするプレイとされています。初心者の方はあまりしない方はいいです。しかし、状況が揃えば、ドンクベットが有効な場面も存在します。
たとえば、あなたに BB で6♠6♦が配られました。
BTN が 3BB にレイズし、 BB のあなたはコールしてフロップに行きます。
フロップ・・・A♦J♠2♡
フロップではあなたの方が先にアクションしますね。ここで、あなたがベットした場合、このベットがドンクベットです。
ドンクベットは損なベット?
現代のポーカーでは、ひとつ前の ストリート で一番アグレッシブにプレイしたプレイヤーまではチェックで回すのが一般的です。基本的には、その方が合理的だからです。なぜ、合理的か説明しますね。
あなたは、前のストリートに相手のレイズやベットに対して、コールしています。つまり、あなたのハンドはそんなに強くないことを表してます。コールというのはフォールドするほどは弱くはないが、レイズするほど強くにことを表すので、ハンドの強さとしては中くらいを表します。
そんなハンドを持ったプレイヤー、次のストリートにおいて
- 変わらず中程度の強さのハンドである。
- 強いハンドに進化する。
というの2つのパターンを考えてみましょう。
①は先にベットするのが得でしょうか?相手は前のストリートではベットやレイズで自分のハンドが強いことを主張しています。この相手は強いハンド持っている可能性が高く、その場合は レイズ や コール され、ベットしたチップが無駄になります。相手のハンドがもし弱い場合はベットしたらおろせるかもしれませんが、それ以上相手からチップをとれることはありません。
このように、このベットはバリューベットにも、ブラフベットにもなっていないのです。このようなベットは損なベットであると言えます。
②はこちらのハンドは強くなっているので、ベットしてもいいかもしれません。しかし、相手が前のストリートでアグレッシブにアクションしている分、チェックで回せば CB を打ってくる可能性が高いです。そこで、 レイズ や コール というアクションをとる方が相手からより多くのチップを奪える場合があります。
先にベットして、相手を下ろしたらもったいないという感じですかね。
これが、現代のポーカーでは、ひとつ前の ストリート で一番アグレッシブにプレイしたプレイヤーまではチェックで回すのが合理的な理由です。そして、ドンクベットが損なベットと言われる理由でもあります。
ドンクベットが有効な場面
じゃあ、ドンクベットは絶対やるべきではないのか?実はそうでもないのです。ドンクベットが有効な場面を解説したいと思います。
リバーで ナッツ が劇的に変化するカードがでた場合
例えば、
ターンまで Q♦8♡7♡2♠ というボードだったとします。
リバーで9♡が出ました。
このような状況では、 バリューベット としても ブラフベット としても ドンクベットを打つチャンスです。
相手がA♦Q♠など持っている場合、コールするのもフォールドするのも難しくなります。相手のプレイスタイルなどを見極めながら、ドンクベットしてみてください。相手は困りますよ。
以上で、今回のベットの種類に関する記事は終わりにします。上記のベットの種類と意味を理解していれば、いろんな場面で有利にプレイできますし、相手のベットの意図もわかったりします。相手のプレイスタイルを見極めながら、それを逆に利用してみたりして、相手と駆け引きしてみてください。ポーカーがさらに楽しくなりますよ。
それではまた、Enjoy Poker!!!!!